こんにちは。
イキヅラヒツジです。
恋人や友達から服装がダサいと言われたけど、何がダサくて何がオシャレかわからない!そもそも服ってどうやって選べばいいの…?
今回はこんな悩みを解決する記事です。
元々ダサダサファッションだった私がアパレルの店長を任されるようになったまでの経験を元に解説します。
私は20代前半までファッションセンスがなく人からおしゃれといってもらうようなことはほとんどありませんでした。何なら服好きの先輩には時々服装を笑われたりもしていました。
そんな中、偶然にもアパレルの仕事をすることになったのをきっかけに、ファッションについて深く考えるようになってからは、段々とコツを掴み、服装を褒められることが圧倒的に増えた上、失礼ながら「あまり似合っていないかも…」という服装をしている人を街で見かけた際、何をどう変えればもっとおしゃれになれるかを男女問わず言語化できる、ありがた迷惑な能力まで身に付くようになりました。
普段はファッションに疎い友人の服や靴選びで助言をしたりして微力ながら人の力になっているにですが、せっかくなので今回は自分がファッションセンスを身につけるまでに考えてきたことをここに書き残しておこうと思います。
【実体験】筆者がファッションセンスを身につけるまでにやったこと
まずは私がおしゃれと人から言われるようになったまでにやったことを簡単に説明します。
ざっくり箇条書きでまとめると以下の通り。
- ファッション系YouTubeやWear等のファッション系SNSを見まくる
- トレンド傾向の定番王道アイテム揃える
- 毎日家の全身鏡でコーディネートを試す
- 自分なりにどうすればもっといいコーディネートができるか考える(ここで今日解説する持論が生まれた)
今思えば当時は暇さえあればいろんな服を買い、毎日鏡の前でいろんな服のコーディネートを試したりと、割と頑張っていました。
しかし、あの時の集中的な研究があるから今も少しの労力で最適な服選びやコーディネートができるようになったと実感しています。
ダサい服装から抜け出す為に重要な2つのポイント
上記で取り組んだ内容から大切なポイントが2点あると考えています。
それはこちら。
- 適切かつ質の高いインプット
- 自己最適化と他人ウケの理解
まず大切なのはインプットです。私はもともとはとある雑記ブログで「大学生はこういう服装をすればいいよ」というような内容の記事を参考に、服を選んだり、コーディネートを組んだりしていました。
しかし、今思えばそれが自分にとって最適なインプットではありませんでした。間違った内容は一つもなかったのですが、単純に情報が少し古く、当時のトレンドに沿っていませんでした。なんというか教科書的なコンテンツだったのです。
クリエイティブ系の教則本を読んだことがある型なら共感できるかもしれませんが、教則本に載っている作例って、わかりやすく解説はされているのですが、今の感覚で見るともうその表現はあんまり流行っていないような…という内容だったりするんですよね。
ファッションにおいては特にトレンドを意識できているかどうかがおしゃれ度に大きく関わってきます。
もちろん、最終的にはトレンドに左右されることのない自分だけの世界観をファッションで確立するような人もたくさんいますが、そこを目指すのは本当に服が大好きな人だけでいいと思います。
そんな状態からある時たまたま、YouTubeで後に詳しくご紹介するげんじさんの動画に出会い、今っぽいファッションってこうやってつくるんだ!と分かり、一気に「おしゃれだね!」、「なんか雰囲気変わったね!」と言われるようになりました。
私の体験上、インプットの質を変えることの効果は非常に高かったです。
また、それに加えて重要だったのは、自分がなんとなくで好きなファッションと大衆ウケするファッションは違うんだと気づいたこと、そして自分に似合いやすい服、似合いにくい服があると気づいたことです。
後から詳しく説明しますが、思考停止インフルエンサーの真似をしたり、トレンドをなんとなく追うだけでは、最終的には壁にぶち当たり、よりたくさんの人からおしゃれと思われるようになるのは難しい可能性があります。
考えてみれば、私はおしゃれになりたい!と思い始めてから、実際にいろんな人からおしゃれと言われるようになるまでに4〜5年はかかっています。
これからファッションセンスを磨いてきたい!と考えている人には、私のような遠回りをして欲しくありません。
この記事を読み終わった頃には、なぜあの人はおしゃれなのか?なぜ自分の服装はダサいと言われるのか?そんな事象の根本的な理由を理解できるようになるはずです。
性別・年齢問わず、服装以外のトータルコーディネートを考える上で汎用的にお役に立てる本質的な内容だと自負していますのでぜひ最後までご覧ください!
【適切なインプットで解決!】服装がダサいのはコーディネートの基本を知らないから
服装がダサくなる状態は、おいしくない料理を作ってしまう状態と似ているといえます。
チャーハンを作るとして、お米や卵の量に対して野菜などの具材をいれすぎるとべちゃっとして美味しくなくなったり、調味料としては塩をいれるべきところに砂糖をいれてしまうと、美味しい料理にはならなくなってしまいますよね。
美味しい料理をつくるためには一定の型(レシピ)があるのと同様、ファッションコーディネートにも、人が美しいと感じる配色やバランスなどの王道の型があります。
まずはそれを体得することです。
王道は王が歩む道です。まずは王道コーディネートを身につければ平均点以上のファッションコーディネートができるようになります。
なぜなら、そもそも服があまり興味がない人はそういった型を無視して服を適当に合わせたり、自分の体型にあっていない服を選んで減点せざるを得ない服装をしている人が大半だからです。
まずスタートラインに立つためにはコーディネートの基本を覚え、無難で清潔感がある服装ができるようになりましょう。
今はYouTubeやSNSで色々なインフルエンサーがトレンドの解説や基本コーディネートについて解説をしています。
ちなみに私は当時、ファッションインフルエンサーでありLIDNM(リドム)等のブランドも手がけている、げんじさんのコンテンツを見て基礎を学びました。
それまでも清潔感のあるコーディネートをするには?といったことが解説されている記事を見たりしていましたが、よく考えるとあの頃取得していた情報は少々古かったような気がします。それゆえ、多分めっちゃダサくはないけど、その辺にいる服装にあんまり興味がない大学生の一人みたいな服装でした。
げんじさんはWearでは91万、Instagramでも28.4万とかなり多くの方から支持されているファッションインフルエンサーです。
これだけ支持されているだけあって、ファッションの最新トレンドの解説やファッションコーディネートの基本解説が非常にクオリティが高く、わかりやすいです。
コーディネートの基本やトレンド解説に関してはどの年齢層の方でも共通すると内容ですので、ぜひ見てみてください。
今回は男性用のコンテンツを紹介しましたが、コーディネートの基本を学び直したい方女性の方は女性用コンテンツもぜひ色々閲覧してみてください。
最初はファッションインフルエンサーの真似から始めればOK!しかし…
上記で紹介したげんじさんをはじめとするファッションインフルエンサーのコンテンツは非常に便利で、私もよく最新のファッショントレンドを知る目的で見たりします。
今あなたが自分の服装に自信がないとすれば、一旦はファッションインフルエンサーが紹介している服をそのまま購入してしまってもいいと思います。
いきなり服装をガラッと変えるのは勇気がいると思いますので、今自分がきている服に近いものから挑戦していくといいでしょう。ただし、今の段階では独自のコーディネートアレンジは極限まで控えた方がいいです。(料理のレシピを最初からアレンジしすぎるとうまくいかないのと一緒ですね。)
ただし、Youtube等でコーディネートの基本を学べばすぐにおしゃれ人間になれるとは限りません。
Youtubeでコーディネートを真似すればおしゃれになれるんだ!簡単だね!
ここまでの内容からこのように思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際にはインフルエンサーの真似をするだけで色々な人からおしゃれと言われるとは限りません。
例えば、げんじさんは前述の通り、かなり有名で認知力の高いインフルエンサーですが、げんじさんが紹介する服を「ダサい」と批判する人も中にはいます。
わざわざそんなことネットで公言しなくても…
また、げんじさんが紹介しているコーディネートは20代前半から後半くらいまでの方が比較的似合いやすいため、35歳以上の方が着てもあまり似合わない可能性があります。(実は私も自分が30代に突入したということもあり、今となってはあまりげんじさんは参考にしていません。)
間違いなくげんじさんのファッションは大衆ウケする部類だと思いますが、それでも全ての人に受けるとは限りません。また、げんじさんがおすすめしている服の全てがあなたに似合うとは限りません。
つまり、王道のファッションコーディネートを身につけたあなたがさらに取り組まなければいけないのは、自分似合う服を見定めるセンスの向上、「他人ウケ」を理解することなのです。
もちろん、他人ウケを完全無視して、自分の道を突き進めるとすればそれはめっちゃかっこいいと思います。
しかし、私と同様に「他人に服装を褒められたい」という承認欲求が少なからずある方は他人ウケの実現するためのポイントを押さえておくのは悪くないことです。
【自己最適化】おしゃれな服を選んでも似合わなければ意味がないことも…
王道のコーディネートとトレンドアイテムの傾向を大体把握できたとして、それをそのまま着てみるだけでもおしゃれになれるかと思いきやそうはいかないと私は考えています。もし、おしゃれに見えた服を買ってきたみたけれど、何故かパッとしない…と感じた場合、それは購入した服が持っている雰囲気とあなた自身の雰囲気がマッチしていないからかもしれません。
服はあなたを変える魔法ではなく、あくまでもあなたを装飾するものです。
あなたが実際にどんな性格かというところも大事ですが、どちらかというと見た目からウケる印象ですね。すごく真面目に見える金融業界のサラリーマン風の髪型をしているのに、めちゃくちゃロックな服装をしていたとすれば少し違和感があるというのは想像できますよね。
もし着たい服が明確にあるのであれば、その服に合うような髪型にしてしまうのもいいと思います。(この場合、自分が目指している服装をおしゃれに着こなして見える人の髪型を真似してみましょう。)
また、服と自分の雰囲気がマッチしているかどうか以前に、髪型やメイクが今っぽくないことによって、トータルで見た時の印象をイマイチにしている可能性もあります。(髪型が伸びきってしまっている等も当然よくないです。)
よくネットでは、あまり容姿端麗ではない方と容姿端麗な方の写真で顔だけ入れ替えたら、どちらも顔がいい方はおしゃれに見えるという画像が見受けられますね。
これです。
見る度に思いますが、なんて不名誉な画像なんだ…。
しかし、この現象が起きることは認めざるを得ないかなと思います。とはいえこれって、イケメン以外は何をやっても無駄って話では決してないと考えています。つまり、おしゃれにみせるということがゴールなら、自己プロデュース次第で大抵の場合どうにでもなるはずです。
実際、ここでブサメン役として写っていらっしゃる男性も髪型を工夫することでよりおしゃれに見せることができた可能性は高いですよね。
ですので、服だけでなく、髪型や体型、顔の特徴、それら全てが自分のファッションを決めているのだという、トータルプロデュース的視点を忘れないようにしましょう。
筆者がトータルプロデュース的視点でおしゃれになるためにやったこと
私も例外なく、服をガラッと変えただけでは厳しいなと感じる点があったため、以下を実行しました。
- 全身脱毛
- マイナス10kgのダイエット
- 髪型を今っぽくアップデート
この中では脱毛、髪型のアップデート、ダイエットの順番で効果がありました。
脱毛は清潔感に関わるため、最重要でした。私は結構体毛濃いめだったので…。あと、髪型も少し平成っぽい雰囲気を引きずってしまっていたので令和風の髪型をInstagram等から研究してそれに近い感じにアップデートしました。ダイエットに関しては、今はオーバーサイズの服が長く流行しているので、重要度は一番低かったかと思いますが、やはりモデル体型に近づけば近づくほど何を着てもおしゃれになっていくような感覚はありました。
究極的な話、顔と体型と髪型がそれなりに整っていれば、服はどんなものを着ても結構説得力が出てしまいます。
服以前にまずあんまり自分に自信がないかも…という方はぜひ自分自身のアップデートも視野にいれることをおすすめします!(先に服からアップデートさせる考えももちろんありだと思います。)
ここまでの内容であなたは、どうすれば自分をおしゃれにしていくために何をすべきなのか、ある程度理解することができたのではないでしょうか。
ここまでの内容を実行するだけでも自信に繋がり、どんどんファッションをそして自分を好きになっていけるようになると思います。
おそらく人からおしゃれだね!と言われるような機会も出てくるはずです。
ここから先はさらに高みを目指したい人向けの内容です。それが他人ウケの仕組みの理解です。
必須ではありませんが、興味がある方はぜひ引き続きご覧ください!
【誰におしゃれと思われたいのか】他人ウケを理解する重要性
人が人のことをおしゃれだと感じるのには、いくつか心理的な法則性があると私は考えています。
その法則を理解し、自分のファッションセンスに落とし込めた時、あなたはダサいと思われる服装から脱却しはじめるはずです。
その法則性がこちら。
- 集団意識
- 独自性
- 新規性
- 本物志向
変に学術的な表現になってしまいましたが、以下に詳しく解説していきます。
【集団意識】自分のありたい姿に近づこうとする
「スクールカースト」って言葉がありますよね?当時は陽キャとか、陰キャとか、昔は色々と悩まされました。社会人になると環境を選択しやすくなるため、随分気持ちが楽になりますが。
しかしこのような集団意識というのは学生生活を終えても存在し続けます。最もわかりやすいのが、芸能人と一般人ですね。他にはおじさんと女子高生とかでしょうか。一般的に考えて、共通の目的や趣味がない限りこれらの人たちが同じ集団意識を持つことは起こりにくいですよね?
このように、人には漠然とした集団意識があります。芸能人は芸能人同士、女子高生は女子高生同士が関わり合うようになります。
そして、例えば女子高生の中にもさらに属性ごとに集団意識を持った人たちに枝分かれします。一番分かりやすいのが、陰キャ、陽キャみたいなやつですね。
陰キャと陽キャ、どちらに優劣があるかはさておき、自分を陽キャと自認している、もしくは陽キャを目指したいと考える人は同じように陽キャの人の真似しようとします。その相互作用によって、属性ごとに共通の価値観が生まれます。
これが私が考える集団意識です。
例えば、陽キャとしてクラスで人気のAさんが制服に穴あきベルトを使っていたとします。(筆者が学生のころ一時期流行ってました)
それを見た陽キャでありたいと思っているBさんは意識的もしくは、無意識的にAさんを参考にして、自分も穴あきベルトを使うようになります。
これが連鎖して、とある学校では陽キャグループの間で穴あきベルトが流行るようになります。なぜなら、その学校の陽キャたちにとって、穴あきベルトはかっこいいという共通認識を持つようになったからです。
ファッショントレンドも同様に集団意識によって作り出されている!
実はファッションのトレンドも同様なことが起きている場合が多いです。
例えば最初にとある海外の一流ブランドが個性的な特徴(例えば極端に丈が長い等)を取り入れたコートを世に出したとします。
すると、それを見た各ブランドが影響を受け、同様なデザインのコートをリリースし始めます。最初は海外だけだったのが、やがて日本でも一部の情報感度の高いアパレルブランドがそれを取り入れるようになります。やがて、その動きを見たファストファッションと呼ばれる大衆性の高いアパレルブランドもそのデザイン取り入れるようになります。(例えばUNIQLO、GU、H&Mなどですね)
こうして、ファッショントレンドは作り出されていきます。ハイレベルなアパレルブランドに憧れて、もしくは売れる商品を作り出して、どんどん他の会社がハイレベルなブランドの真似をするようになるんですね。
【独自性】希少性の高い特徴に魅力を感じる
次に独自性です。例えば、あなたが尊敬している著名人を思い浮かべていただきたいのですが、その人が著名になったのはほぼ例外なく、他の人にはない独自の強みがあるからではないでしょうか?
このように、人は希少性が高く、簡単に真似できない特性に魅力を感じます。
これは想像しやすい心理ではないでしょうか。
そして、この心理はファッションにも当てはまります。
人のファッションや髪型を「量産型」と揶揄されるのを一度は聞いたことがありますよね。
あれは、言ってしまえば独自性のなさを指摘していると言えます。
実際、ファッションのトレンドが終わる理由の一つとして、独自性の喪失が考えられます。
もしスニーカーが流行るようになったとして、それが爆発的に世に広まるようになると、独自性を追求したくなった人たちが今度は革靴を履くようになります。そうして、それに影響を受けた人々がこぞって革靴を履くようになります。すると、また逆にそれ以外の靴を使ったコーデが流行るようになったりします。
こんな感じで逆張りに挑戦することで特にオシャレに対する意識が高い人は独自性を追求します。
ただ、独自性の追求は正直、難易度高いので、最初はあまり気にしない方がいいと言えます。私の意見としては、最初はまず量産型に進んでなっていくことをお勧めします。量産型と呼ばれるようなファッションは、それだけ流行っているということです。
【新規性】より新しいものほど価値を感じる
新規性とは、分かりやすく言ってしまえば、前からあったようなものより、今までになかったようなものに魅力を感じる心理です。
独自性とも似た概念ですが、例えば独自性が革靴とスニーカーどっちが履いている人が多いのかで、少ない方がイケてるってことになりやすいという話であれば、新規性は新しくでてきたアパレルブランドの服や、コーディネート、今までになかったファッショントレンドがイケてると感じる人が多いという話です。
なぜ新しいものほど価値を感じやすいか、私なりに考えてみましたが、恐らく人の生存本能が関係しているからだと考えられます。
極端な例だと、もしインフルエンザやコロナウイルスのワクチンの存在を知らずに生活しているとある村が日本にあるとすれば、その村の死亡率は他の村と比較して高くなっているはずです。
このように、情報を知っているか知らないかで、人は命に関わる場合もあります。そのため、あらゆる事象において、最新情報は価値を感じられやすいのではないでしょうか。
【本物志向】偽物はダサい?
正規品のヴィトンのバッグと、なんとなくヴィトンに影響を受けたであろうデザインのバッグを持っている人がいたとします。それ以外は全く同じ条件だとしたら、どちらが魅力的に見えるでしょうか?
ちなみに、ヴィトンが好きではないという人は、自身が好きなブランドをイメージしていただければと思います笑
これはやはり正規品のヴィトンを持っている人の方が魅力的に見えますよね。
これは極端でわかりやすい例ですが、世の中で流行ったものには大抵、ルーツが存在します。
そのルーツに近づけば近づくほど、魅力を感じられ、遠のくほどイマイチに感じられるようになります。
先ほど、ファッショントレンドも【集団意識】によって作り出されるというお話をしました。
最初は海外の一流ブランドが新しいデザインを提唱し、次第に国内のファストファッションブランドにもそのデザインに「近いデザイン」が反映されるようになります。この時、より魅力を感じるのはルーツとなった海外の一流ブランドだといえますね。
おしゃれな服装は人の心理でつくられている!
ここまでで、どんな風に人が服装の良し悪しを判断しているかを心理にフォーカスして解説しました。
例えば、そこまで服飾のことに詳しくない私たち普通の日本人からすれば、パリコレで見るような服って、何がどうおしゃれなのか理解できず、奇をてらっているだけなのか?とさえ思ってしまいませんか?
それは、私も含めあなたがパリコレ界隈の集団の外にいる人だからだと思います。
同様に、街ですごくフリフリが強調されたお姫様のような服を着ている人がいたとします。
こういうファッションは賛否両論になりやすいです。それはお姫様系のファッションをする人の人口がそこまで多くないからです。
つまり、ハマる人にはハマるし、ハマらないのです。
そのため、あなたがおしゃれだと思われる服装を実現するためにすることは、以下の通りです。
- 自分がどういう人間で、どういう集団の中にいるのかを知る
- その集団の中で魅力的に写る服装を真似する
まずは徹底的に真似でOKです。
ちなみに、集団とは、友達とか、家族とか職場とかそんな狭い範囲で考える必要はありません。ざっくり、国と年齢を自分と同じくらいにしておけばOKです。
もし、自分はフリフリなお姫様系ファッションが好きなんだ!とはっきり自任している人はそれをこれからも追求するといいでしょう。結局自分の好きなファッションをするのが一番幸せです。
しかし、服装をよく思われず、苦しんでいる人は恐らく服にほとんど興味がなく、自分がどういうファッションを好きなのかわからないのではないでしょうか?
その場合、まずは量産型を目指していきましょう。
量産型と呼ばれるということは、それだけそのファッションを好んでいる人が世の中に多いということです。ただし、年齢ごとに流行は微妙に異なるので、そこだけは自身の年齢から±5歳くらいの人を参考にするといいと思います。
女性は特に年齢感に敏感な人がおおいですが、男性の場合はある程度ざっくりでも気にしない人が多い印象です。
量産型になることを嫌う人も一定いますよね。もしかしたらあなたもそうかもしれません。
しかし、厳しいことをいいますと、服装をあまり褒められないのに量産型になることを避けている場合、
あなたのファッションセンスは平均点以下である可能性が高いです。
量産型ファッションは、平均点のファッションです。まずはここを目指し、最終的にあなただけの世界観もそこにプラスしていけば、集団意識、新規性、独自性、本物志向のすべてを踏まえた褒められファッションが実現していくことでしょう。(正直、私もここまでは到達できていません笑)
次回は、量産型ファッションこそ最強である理由についてより深掘りして解説していきたいと思います!
この記事があなたのファッションライフを向上させるきっかけになれば大変嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。